中小企業の経営者、管理者が、既存の潜在的な強みを掘り起こし、新たな事業の立ち上げに向けた戦略を討議できる場をつくり、 多くの事業者が相互に協調できるネットワークの形成を実現する。
1.背景
- 東京都の工場数が大きく減少している(10万/1983年→5万/2003年)
- 中小企業の事業後継者難からの廃業が今後急増する。
- 地域経済のイノベーションを推進する人材育成活動が乏しい。
- 日常の業務運営が忙しく、新たな事業への取り組みの場が取れない。
- イノベーションによる企業の成長は、個人の独創性よりリーダーシップやマネジメントの適切な原則と手順により実現できる可能性が大きいことが最近の研究成果から明らかになってきた。
2.成果
- 中小企業の経営者、管理者がこれまでの経営を変革しイノベーションを促進するリーダーシップやマネジメントの技術やノウハウを獲得できる。
- 新たな事業展開に向けた企業間の人材ネットワークが形成される。
- 中小企業の事業変革への環境が醸成されて新たな事業の活性化を促す。
3.目的
- イノベーションに取り組む中小企業の経営者、後継者、幹部社員を育成する。
- 地域産業振興の関係者に新たな事業の取り組みを支援できる人材を育成する。
- 地域の中小企業関係者が連携し、新しい事業にチャレンジできる場を形成する。
- イノベーションのマインドを啓発し、多くの中小企業関係者がチャレンジできる環境を整備する。
4.方法
- 3グループによる実践的なワークショップ形式による6回(2時間単位)の実践型研修プログラムを運営する。
- 参加者のネットワークを活性化し、新たな中小企業事業の共同研究や共同事業を推進する。
- プロジェクトの立ち上げ、促進する体制の構築を支援し、継続できるようにコーディネートする。