情報システム構築プロジェクトとは

IoT時代を迎えて、組織・企業の情報システムは、多様性、複雑度を増しています。 組織・企業の従来の情報システムは、基幹系と情報系のシステムに大きく分かれていました。 基幹系は、会計システム、人事・総務システム、販売管理システム、生産管理システム、物流支援システムなどで 情報系は、情報共有のWeb系システム、グループウェアシステム、メールシステムなどでした。 しかし、顧客と関係性をますCRM,調達から生産、物流をつなぐSCMなど基幹系、情報系などの区分では対応できない 状況となっています。

  • 経営戦略にとって情報システムは不可欠である。
  • 情報システムは、目に見えない。
  • 情報システム構築では、ノウハウ・知識→情報システム→物・サービス・ことに結びつく→成果・経営寄与とつながる
  • IoT時代を迎え情報システムは、設備や機器などとも直接つながるシステムを形成する。
  • そして、ビッグデータの処理などIoT時代で変化が加速化しています。 自動車の車載システムは、自動車を対象とするシステムからインターネット経由で各種サーバー上の情報システムと 連携してサービスを実現します。さらに、交通情報システム、交通制御システム、ホームオートメーションなどと連携 したシステム、自動運転システムと連化したサービスなど自動車を利用する顧客への価値提供へと発展しています。 そのような状況下で、従来の情報システム構築に加えて、更に広いシステム化のスコープに対応が必要となっています。

    情報システム構築プロジェクトへの取組みの観点

    ここでは、情報システム構築プロジェクトについて、下記の観点で知識共有を図ります。 本分野に取り組んできた知識・経験と現在の状況を加えて、学習・研究室で情報共有を図りたいと考えています。

    • スクラッチ開発プロジェクト
    • ERP適用プロジェクト
      • 企業はERPを導入することで、組織全体に散らばっているデータを統合することができる。
      • ERPは組織内の情報伝達を合理化し、業務に関する豊富なリアルタイム情報を入手できる。
      • 既製システムであるERPと自社ニーズ・業務プロセスの整合性をどう図るかが課題となる。
        システムのためにビジネスプロセス変更したり、組み立て直す必要に迫られる場合もある。
    • 基幹系業務構築プロジェクト
    • 情報系システム構築プロジェクト
    • 既存システムの再構築プロジェクト
    • CRMプロジェクト
    • SCMプロジェクト
    • 物流システム構築プロジェクト

    情報システム構築の狙い

    • 変化する顧客ニーズを捉えて、それに迅速に対応することに焦点を絞った経営戦略を支援
    • 情報システムを活用して、ダイナミックに変化する環境に適応する能力の確保
    • 市場動向を把握し、認識・共有し、分析を支援し、更には最適な施策立案・実践行動をも支援
      OODAループを支援
      • 観察(Observation):環境からのシグナルの感知
      • 方向づけ(Orientation):感知したシグナルの意味の解釈
      • 意思決定(Decision):取り得る行動レパートリーの選択
      • 行動(Aciton):選択した対応の実行

    情報システム構築とシステム管理基準/システム監査


    中小企業でのIT活用

    分類 内容 備考
    ネット 経済産業省 IT経営ポータル
    中小企業IT経営力大賞
    受賞企業の紹介が掲載されています。
    ネット 中小機構 独立行政法人中小企業基盤整備機構
    魅力発信レポート
    全国600件以上の企業が登録されています。
    ネット 国内における取引構造の「メッシュ化」とその影響
     

    株式会社タニハタに於けるIT活用の事例紹介

    「徹底解剖 世界に響け職人の心意気」と題したセミーでの講演概要を参照

    • 実施日時:2012年8月3日(金)13時30分~17時
    • 場所:富山県総合情報センター 4階第1・2会議室
    • 講演:「世界に響け職人の心意気 ITを武器にものづくり復権を目指す、小さな組子メーカーの生き方」

         株式会社タニハタ 代表取締役社長 谷端信夫氏
    • 講演&対談「タニハタに学ぶ小さな会社の生き方」
         武蔵大学経済学部教授 松島桂樹氏 株式会社タニハタ 代表取締役社長 谷端信夫氏
    • 主催:株式会社富山県総合情報センター
    • 概要:伝統産業は、製造業は、小規模企業はどのように生き残り策を立て販路を開拓して事業承継をしていくべきか。
       書籍『世界に響け職人の心意気』で経営者としての苦悩と心意気を正直に綴った富山県・タニハタの谷端信夫社長の講演
       武蔵大学経済学部教授 松島桂樹氏の講演と松島桂樹氏と谷端信夫氏の対談が実施された

    株式会社タニハタのホームページ:⇒ここをクリック下さい。
    facebook:⇒ここをクリック下さい。

    感じたことを下記にまとめてみました。参考になれば幸いです。

    講演内容の備忘録
    項番 テーマ 内容
    講演の骨子
    「取組みの背景」
    • 伝統産業としての生き残り策
    • 中国の安価な品との競合
    • 良質な製品をつくるだけでは生き残れない
    「考慮点」
    • クレーム対応から学び改善を重ねる。
    • お客さまの声から提供製品を考える。
    • 注文した品が間違いなく的確に届く物流システムも重要
    「成果」
    • 香港など海外からの注文も来るようになった。
    • 高精細な画像で商品の魅力を伝えられるようになった。
    • これまでに培ってきた小売や通販のノウハウが生かせた。
    • 職人気質(アナログ)の良い面をITによって補強し、うまくアピールできた。
    • 効率や数字を最優先するのではなく、無駄と思われることや見えない部分の輝きを大事にすることが評価された。
    • 日本人が培ってきた心を大事にしていけば生き残っていけるということを強く感じています。
    対談の骨子
    「ポイント」
    • 技術の伝承
    • 現場を知ること。そして「現場と一緒に泥をかぶる」という姿勢を持ち続けること
    • 経営者として気持ちを大きく持つ、器を広げていくことを常に意識
    • 商品出荷の案内にメールと電話を併用しています。このような人の心、記憶に残る手法も大事にする。
    • 客様の顔をしっかりイメージしてやり取りするということ
    • 米国ではストレートでドライだけれど、きちんとした評価もしてくれる。
    • 高齢の職人が「ITがなかったら、ウチの会社はどうなっていたか分からなかったですね」と言った。

    IT活用での観点

    • 経営者は、現場を良く理解して、現場と一体感をもって取り組むことが大切
    • ネット販売でも企画・試作・製造・販売・配送・アフターサービスまでの一連のプロセスの取組みが必要
      IT、特に、ネット通販の仕掛けだけを考えればよいものではない。
    • ネット通販でもバーチャルな接触だけでなく、顧客と直接接する機会を設ける。
    • グローバルに広くマーケットと認識すればマーケットはある。