「知識駆動型プロジェクト」の実践のための知識共有サイトとは
「知識駆動型プロジェクト」の実践のためには、そのための知識の共有の「場」の構築が必要です。
- ニーズ・シーズを捉えて価値ある最終成果を創出するためのプロジェクト活動のための知識共有の場
- 価値あるプロジェクト成果の実現を目的とした知識の共有・学習・研究の場
- 目的とするプロジェクトの最終成果を成功裏に完遂する知識駆動型プロジェクトの実践知識の共有の場

プロジェクトプロセスと知識
- 【狙い】:プロジェクト価値創出の狙い⇒世の中でどのような観点で有益か?
- 【対象領域】:プロジェクト価値の対象領域を定義
- 【観点】:プロジェクトに対しどのような観点で取組むかの定義
- 【最終成果】:プロジェクトが創出する価値ある最終成果(製品・商品などのものやサービス、システム)

新たな価値創出にはプロジェクト活動
日常的な業務を遂行する機能別の組織活動では、変化に対応した価値を提供できる製品・商品・サービス・プロセス・技術などを
新たに創出、または大幅に改善するには限界があります。このためには、既存の機能別組織の役割・責務を超えたプロジェクトが
必要となります。
価値創出には、多様な知識とプロジェクトに関連する様々な価値を認識・理解して取り組む必要があります。
プロジェクト遂行に必要な知識の各要素はそれぞれ関連を持って、目に見える形や目に見えない形でつながっています。
プロジェクト実践に必要な多様な知識

プロジェクトを支える多様な知識と価値とは

価値を創るとは(V2C:Value Creation and Value Change):例
- 価値あるものやサービスを創る
- 発明・発見
- 新製品・新商品・新サービスの創出
- 設備改善・プロセス改革・標準の改訂
- 既存のものやサービスに価値を与える
- 価値あるものやサービスがないところへ移動させる
- ものやサービスにデザイン思考を付加する
- 廃棄していたゴミを価値に変える
- 害のあるものを無害化・価値あるもの・サービスに変換する
- 価値を変化させる
- 既存の製品・商品・サービスの価値のあり方を変化させる
- ハード価値をソフト価値に変化させる
- 目的とする価値を変化させる(単機能から複合機能、その逆など)
- プロセス、手段、仕掛け、構成要素を変化させる(システム機能変化)
- 実現時のリスクの対応などを変化させる
- つなげる、複合化する、削減する、簡易化させて価値を変化させる
- 環境変化に対応させる
プロジェクト型事業への変化:例
- 機能別事業活動からプロジェクト型事業への転換
- 継続した新たな価値の創出
- 変化の激しさ
- 多様な専門家・事業体との連携
- 期間、コスト、品質、スコープの制約
- システム思考ベースのプロジェクトマネジメントマネジメント
- 多種多様な構成要素に依存
- 多種多様な専門家・事業体とのつながり
- 環境の変化
- デザイン思考を取り入れたプロジェクトマネジメント
- プロジェクトとに関わる知識共有・交換の場とネットワーク
- 技術・経験・才能・保有知識のリソースマネジメント
- プロフェッショナルをどう組み合わせていくかのマネジメント
- プロジェクトの最終成果へのプロフェッショナルの収斂コミュニケション
プロジェクトのトリガーは変化を捉える:例
知識駆動型プロジェクトでは、変化を感じる・知る、そして、変化を予測して、 いくつかの起こり得る結果のストーリー(マルチストーリー)の仮説を立案して起こり得る結果を検証(仮説検証)を行なう。 そこではプロジェクトマネジメントのリスクマネジメントの知識が有効となります。
- 機能別事業推進からプロジェクト型事業推進へ
- ハード機能からソフトウェア機能での実現へ
- インターネット・クラウド・IoT・サイバーフィジカルへの変化
- 社会環境、経済環境、業界環境、生活環境、自然環境などの変化
- 機能重視から品質重視さらにデザイン思考への変化
- 人工知能、学習機能、機会学習の活用への変化
- 変化点を考える(新規、削除・簡易化、変更)
- 観光から体験・感動への変化
知識共有サイト構築の当面の技術課題
- 汎用性、拡張性があり、変化に柔軟に対応できる:変更時の容易性・集中性
- 出来きるだけシンプルに!
- 予め概要を説明し、知識はプロジェクト作業で必要な時に随時に参照可能にする。
- 不具合は発見次第、適切に・適時に、検討を加えて修正可能とする。
- プロジェクトでの役割、プロセスなどに応じての作業内容に応じて参照容易性を高める。
- プロジェクトでの役割などに応じて、開示、非開示を可能とする。
- 悪意ある第3者による改竄や流出の防止策を講じる。
- 不適切な内容の混入の防止を図る。